2023年度 德赢vwin官方网站レポート 第244号:佐賀德赢vwin官方网站

2023年度活動レポート(一般公募德赢vwin官方网站)第244号 (Bコース)

「グリーンマテリアルを電極基板とする電気化学測定用センサの開発ならびに微生物燃料電池の開発」に関する德赢vwin官方网站プログラム

佐賀德赢vwin官方网站理工学部化学部門
電気化学德赢vwin官方网站(冨永德赢vwin官方网站)からの報告

【概要】

 さくらサイエンスプログラムの国際交流事業として、2024年1月17日から1月26日の10日間、インドネシアのスラバヤ工科大学・化学科の教員のKartika Anoraga Madurani先生、大学院生のAndi Nina Asrianaさん、Tri Paus Hasiholan Hutapeaさん、Niken Puspita Sariさん、ならびに同大学・産業工学・システム工学部の学部生のMichellia Pramoryza Pramonoさんの5名が、理工学部化学部門電気化学研究室(冨永 昌人 教授)において、「グリーンマテリアルを電極基板とする電気化学測定用センサの開発ならびに微生物燃料電池の開発」の德赢vwin官方网站を行いました。また、日本文化の体験や佐賀市のバイオマス産業への取り組みについても学びました。

【科学技術研修德赢vwin官方网站】

 日本の高い技術力に支えられたカーボンナノチューブとセルロースナノファイバーを用いた低環境負荷型電極の開発に関する德赢vwin官方网站を行いました。また、冨永教授がこれまで開発してきた微生物燃料電池をさらに高性能化すべく新規カソード開発の共同活動を行いました。

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カーボンナノチューブの合成
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サンプルの調製

 プログラム最終日には、5名の招へい者が、母国大学での研究や本プログラムでの成果について、各15~20分程度の英語でのプレゼンテーションを行いました。冨永德赢vwin官方网站の日本人学部生・大学院生も、各自の研究内容を英語で5〜10分間で紹介しました。最後に、本プログラムの修了式を行いました。

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修了式にて

【体験德赢vwin官方网站】

 1月20日(土)に、熊本市街を訪ねて、2016年4月の熊本地震で被害の修復を完了した熊本城天守閣や水前寺成趣園を視察しました。日本の新幹線を体験してもらい、また市バスなど各種の交通システムを体験しました。また1月23日(火)は、德赢vwin官方网站エコプラザと佐賀城本丸歴史館を視察して、德赢vwin官方网站が取り組むリサイクルシステムや明治初期の日本の科学技術の最先端にあった鍋島藩の取り組み(蒸気汽船や高炉)について学び、日本文化や歴史についての理解を深めました。この日は、雪が吹雪いた天気で、インドネシア学生にとっては初めての雪の体験になりました。

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水前寺成趣園「古今伝授の間」にて

【德赢vwin官方网站学生の感想】

 德赢vwin官方网站や視察などを支援した日本人学生にとっても、有意義な研修活動となりました。下記は、今回のプログラムを支えてくださった学生の感想です。

●MT(学部4年生)さん
 さくらサイエンス德赢vwin官方网站に主に携わるのは今回が初めてでした。インドネシア学生と英語でのコミュニケーションをとるのはとても難しく、自分の英語能力の無さを実感しました。しかし、コミュニケーションをとっていく中でお互いの国の文化など、様々な話をすることが出来るようになりました。熊本の視察の案内もしました。英語で伝えることはとても難しかったですが、インドネシア学生も私たちも一緒に活動を楽しむことが出来ました。今回はいろんな意味で良い経験になりました。

●KM(学部4年生)さん
 今回のさくらサイエンスでは熊本の視察の支援を行いました。支援の役割を果たせるのかという不安がとても大きかったです。しかし実際には、普段の德赢vwin官方网站の活動の中でのインドネシアの方との交流があるため、自分の拙い英語力でも視察を支援しながら交流を楽しむことができました。このような国際交流の楽しさを改めて実感することができたのでとても有意義な経験になりました。

【最後に】

 帰国前日に意見交換会を開催しました。日本アニメ、食べ物、文化など、リラックスした雰囲気の中、幅広い分野における有意義な意見交換と親睦を深めることができました。

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意見交換会にて

 最後に、本プログラムを実施するにあたり、本学の事務職員の関係者の皆様、ならびに科学技術振興機構のさくらサイエンスプログラムの関係者の皆様 に感謝申し上げます。また本プログラムは、德赢vwin官方网站の学生による支援がなければ実施することは困難です。今回、多大な貢献をしてくださった德赢vwin官方网站の学生皆さんに心から感謝いたします。