2023年度 活動レポート 第231号:德赢ac米兰官方合作vwin

2023年度活動レポート(一般公募プログラム)第231号 (Cコース)

ベトナム医療従事者が「医療德赢ac米兰官方合作vwin管理」、「危機管理」、「バイオセキュリティ」についての理論および技術を学ぶ

德赢ac米兰官方合作vwinアジア国際感染症制御研究所からの報告

 帝京大学アジア国際感染症制御研究所(ADC研)は、さくらサイエンスプログラムの支援により、2024年2月26日~2024年3月6日までの10日間德赢ac米兰官方合作vwinプログラムを実施しました。ベトナム国立小児病院から医師9名、技術者1名、ハノイ医科大学から研究者2名の計12名の医療従事者を招へいし、「感染症医療におけるベトナムとの協力体制の強化と適切な感染制御技術の習得」のテーマのもと、「医療安全管理」、「危機管理」、「バイオセキュリティ」についての理論および技術の取得を目指し德赢ac米兰官方合作vwinを行いました。

1.講義 [德赢ac米兰官方合作vwin]

 德赢ac米兰官方合作vwinでの医療安全、Human Errorや報告書の意義などに関する講義、安全文化一般と感染症制御においてWHOガイドラインおよび日本とベトナムのガイドラインの検討を行いました。
 また、外部講師を招き「世界のバイオセキュリティ規範」について講義を受けました。

活動レポート写真1
WHOガイドラインの概要と討論 "Hand Hygiene and Infection Control Basics"

2.德赢ac米兰官方合作vwin [帝京大学付属病院]

 帝京大学付属病院では小児科・感染制御部・ME部による病院ラウンド、薬剤部において德赢ac米兰官方合作vwinを行いました。招へい者それぞれの専門分野において比較、改善点や進歩について積極的に学んでいました。

3.德赢ac米兰官方合作vwin [帝京大学 シミュレーション教育センター]

 帝京大学では、公衆衛生学の德赢ac米兰官方合作vwin、医学部微生物学講座での微生物管理と検出技術の実習を行いました。
 また、シミュレーション教育センターにおいてはアメリカ心臓協会(AHA)による心肺蘇生シミュレーション德赢ac米兰官方合作vwinを受講しました。この德赢ac米兰官方合作vwinではBLS(一次心肺蘇生法)の認定講習(英語版)などの必要性の高い基本手技を取得することができる招へい者にとって貴重な経験になり、結果、德赢ac米兰官方合作vwin生全員がAHAの受講証を獲得することができました。

活動レポート写真2
活動レポート写真3
シミュレーション德赢ac米兰官方合作vwin

4.実習体験 [アジア国際感染症制御研究所(ADC)]

 ADC研ラボではウイルスや細菌検査技術実習体験を行いました。普段あまり目にすることのない研究機器や設備に興味関心を持った様子でした。

5.德赢ac米兰官方合作vwin [帝京大学附属病院/結核研究所/国立国際医療研究センター]

 附属病院および大学外での德赢ac米兰官方合作vwinとして、結核研究所(東京都清瀬市)および国立国際医療研究センター/病院(新宿区戸山)への訪問を行い、医学教育と感染症制御の実情、ベトナムの医学教育と実践について講義、意見の交換を行いました。これらの日本の感染症治療の中枢となる二つの医療機関・病院での講義や感染症施設見学等は非常に有意義な時間となりました。

活動レポート写真4
国立国際医療研究センターにて

6.德赢ac米兰官方合作vwin/修了式

 最終日は、德赢ac米兰官方合作vwinとして附属病院や大学でご協力いただいた教員の方にもご参加いただき本プログラムを通して学び習得した事や、これらを今後どのように自国の医療において活用できるかまた、どのような事が今後の課題となるかについて意見交換を行い、修了証を授与し終了しました。

活動レポート写真5
修了証授与式

 10日間という短い期間でしたが、近隣国より招へいするには十分な期間でした。本プログラムでの德赢ac米兰官方合作vwin以外でも日本の文化等実際に目にしたり経験したり出来たことは招へい者達にとって貴重であり、想像していたことが実体験として肌で感じられることは大きな意味があると考えます。

 また、2023年度の招へいプログラムは前年度に続き実招へいが叶い、送出しおよび受入れ機関双方にとって喜ばしく素晴らしい德赢ac米兰官方合作vwinとなりました。本プログラムを通して、帝京大学が実施している医療安全や感染症制御に関して理解を深めてもらう事ができたと思います。自国との違いを感じ、積極的に質疑してくださる姿に受入れ機関として私達も学ぶ事が多い德赢ac米兰官方合作vwinとなりました。これを機に今後もこのような交流活動を活発に行うことで連携を深め、これまで以上に現協力協定の進展に繋がることを期待しています。

 最後にこのような機会をいただけたことに、さくらサイエンスプログラムならびに関係者の皆様に深く感謝申し上げます。