2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第094号 (Aコース)
リアルな日本体験と日本の高専および長期留德赢vwin官网AC米兰との交流による未来のイノベーション人材育成
宇部工業高等専門学校からの報告
JSTさくらサイエンスプログラムの支援を受け、令和4年12月13日~19日の7日間、マレーシアのマラ工科大学より德赢vwin官网AC米兰10名、教員1名を招へいしました。
今回のプログラムは、「リアルな日本体験と日本の高専および長期留学生との交流による未来のイノベーション人材育成」をテーマに、会社訪問や施設見学により日本の先端技術や企業設備等を学ぶこと、日本人および長期留学生との交流を通して日本の魅力や異文化について学ぶこと、德赢vwin官网AC米兰交流会やワークショップを通してイノベーション力を高め、日本や世界に質する人材の育成に寄与することを目的として実施しました。
マラ工科大学の德赢vwin官网AC米兰と教員は、滞在中、次のプログラムに参加しました。
12月13日 東芝未来科学館見学
神奈川県川崎市にある東芝未来科学館を見学しました。
展示の中で德赢vwin官网AC米兰東芝が初めて世の中に送り出してきた製品の数々を紹介するヒストリーゾーンを特に興味を持って見学していました。
12月14日 企業見学(德赢vwin官网AC米兰・UBE株式会社)
宇部市内にある企業を訪問しました。
最初に株式会社ヤナギヤを訪問。会社概要の説明を受けた後、工場でカニカマ製造機械などを見学しました。德赢vwin官网AC米兰たちは、工場の機械に興味津々で、社員の方に仕組みなどを質問し、有意義な交流が行われました。
次に德赢vwin官网AC米兰総合案内施設であるUBE−i−Plazaを訪問。会社概要の動画を視聴した後、大きな衛星写真を見ながら、德赢vwin官网AC米兰成り立ちや活動内容について説明を受けました。展示スペースでは同社の製品や技術に興味を持って見学していました。
12月15日 宇部高専の授業・德赢vwin官网AC米兰室・施設見学
本校の授業や德赢vwin官网AC米兰室、施設を見学しました。
各学科の德赢vwin官网AC米兰室を訪問し学科の概要や德赢vwin官网AC米兰内容などを学んだり、実際に行われている授業や実験を見学したりしました。
制御情報工学科では、三谷教員の德赢vwin官网AC米兰室で学科の紹介と画像処理・パターン認識の德赢vwin官网AC米兰紹介があり、続いて本科1年生の制御情報工学実習Ⅰの授業を見学しました。授業の中でマラ工科大学の学生が大学で学んでいる内容を紹介したり、1年生の質問に答えたりなど、学生間での交流がありました。
様々な分野の德赢vwin官网AC米兰や実験設備に触れて、興味深い見学だったようです。
12月16日 德赢vwin官网AC米兰交流会
マラ工科大学学生と本校学生が各々の德赢vwin官网AC米兰成果を発表しました。
マラ工科大学学生の德赢vwin官网AC米兰発表にはパームオイルの活用、ベビーシッターのアプリ開発等、日本とは異なる視点からの德赢vwin官网AC米兰発表があり興味深い内容がみられました。
専門性が異なる学生達の德赢vwin官网AC米兰内容はバラエティに富んでおり、質疑も活発で盛大な德赢vwin官网AC米兰交流会となりました。
德赢vwin官网AC米兰交流会終了後は、学生食堂で翌日のワークショップに参加する学生と食事を楽しみながら交流を深めました。
12月17日・18日 ワークショップ・成果報告会
プログラムの最後に、ワークショップを行いました。
このワークショップでは、社会課題として解決すべき「モノ」や「サービス」を想像し、その課題を解決するアイデアをグループで話し合いました。
参加者は事前に考えた各々の課題とその解決策をグループで話し合い、1つのアイデアを2日間のワークショップで制作しました。各々のアイデアを融合して新たなサービスを提案したグループやディスカッションする中で新たなアイデアを出したグループもあり、参加者は楽しみながらワークショップに取り組んでいました。
ワークショップの最後に、制作したアイデアを発表しました。
制作したアイデアは公益社団法人日本広告制作協会が主催する「第11回アイデアで社会をより良くするコンテスト」に応募しています。
招へい終了後のオンライン交流
招へい終了後も、交友関係を深め、お互いの文化を理解するため、1か月に一度オンラインで交流を行いました。オンライン交流では、お互いの国の出来事を紹介し、自国との相違点を中心に意見交換を行いました。
マラ工科大学の参加者からは「日本の技術や文化をもっと学びたいと思った」、「イノベーションを生み出すことに興味をもった」などの感想があり、満足のいくプログラムだったようです。