2022年度活動レポート(一般公募プログラム)第015号 (Bコース)
医療・産業ビッグデータ分野における人工知能(AI)研究のための日印交流
德赢vwin官网AC米兰からの報告
JSTさくらサイエンスプログラム「医療・産業ビッグデータ分野における人工知能(AI)研究のための交流事業」として、2022年9月1日から9月16日までの16日間、インドのVellore Institute of Technology (VIT)、Council of Scientific and Industrial Research-Central Electronics Engineering Research Institute (CSIR−CEERI)、および National Institutes of Technology (NIT) から教員2名、学生6名を德赢vwin官网AC米兰情報データ科学部で受け入れました。
プログラムの概要について以下に紹介します。
参加者8名は9月1日に長崎に到着し、9月2日には、西井龍映情報データ科学部長による德赢vwin官网AC米兰や情報データ科学部の歴史・現状を紹介する歓迎挨拶を行いました。続いて德赢vwin官网AC米兰文教キャンパスを見学し、本プログラムのために用意した専用の研究室において研究環境の整備・確認を行いました。
德赢vwin官网AC米兰3日と德赢vwin官网AC米兰4日は、オンラインセッションを実施し、AIの活用に関する最新の文献を読むことに集中し、今後のディスカッション等に必要な知識の獲得に努めました。
德赢vwin官网AC米兰5日は、公式にオープニングセレモニーを開催し、参加者による自己紹介と各自の研究分野や大学・研究所の紹介が行われました。その後、本プログラムにおける研究テーマについてディスカッションが行われました。
德赢vwin官网AC米兰6日は、(株)アークレイとのオンラインディスカッションを行いました。
ヘルスケア産業における人工知能(AI) の応用と、同社での雇用機会について説明があり、質疑応答では、利用可能な研究施設や会社のシステム開発部門などについての質問が飛び交い、有意義なディスカッションとなりました。
9月7日には德赢vwin官网AC米兰坂本キャンパスを訪問し、施設見学のほか、「IgG4評価における独立因子としての喫煙の評価」等のテーマで辻良香先生(德赢vwin官网AC米兰病院)、森本心平先生(德赢vwin官网AC米兰病院)による講演を、9月8日には清田智子先生(德赢vwin官网AC米兰グローバル連携機構)による日印関係についての講演を受講しました。
德赢vwin官网AC米兰9日には、栗田多喜夫教授(広島大学)と研究アイデアとその実施についてオンラインディスカッションを行い、栗田教授の40年の研究経験をもとに参加者への研究指導を行っていただきました。続いて、(株)TECDIAが企画したオンラインディスカッションとQ&A セッションを行いました。ディスカッションでは、研究アイデアに対する会社の労働文化と開放性についての洞察が得られました。
9月10日は、平和公園、德赢vwin官网AC米兰原爆資料館、グラバー園、大浦天主堂教会を訪れ、德赢vwin官网AC米兰の歴史と文化に触れました。
9月11日は、参加者は再びAIの活用に関する最新の文献を読むことに集中し、9月12日と9月13日には、参加者は過去5日間に行われた作業の進捗状況を説明し、Muthu Subash Kavitha 先生(德赢vwin官网AC米兰情報データ科学部)と植木優夫先生(德赢vwin官网AC米兰情報データ科学部)から引き続き研究アイデア創出と研究の実施に関するレクチャーを受けました。その後、酒井智弥先生(德赢vwin官网AC米兰情報データ科学部)とのディスカッションが行われ、参加した学生らは洞察力に優れた有意義な意見交換を行いました。
9月14日には、喜安千弥先生(德赢vwin官网AC米兰情報データ科学部)をはじめとした情報データ科学部教員による講演会を開催しました。参加者は構造工学プロジェクトでのAIの応用、リモートセンシングプロジェクト、ヘルスケアアプリケーションまでをカバーする幅広い研究分野について洞察を得ました。
德赢vwin官网AC米兰15日には、参加者による全滞在期間中の技術的および文化的交流も含めた学習成果を発表するワークショップを実施しました。その後の閉会式ではSSPの修了証書の授与式が行われ,最後に河野茂学長を表敬訪問しました。
そして9月16日早朝の便で招へい者は德赢vwin官网AC米兰を出発し、全日程を無事かつ有意義に終了しました。
参加者には今回の日本滞在に非常に満足していただき、再会を約束しました。
最後に、ご協力いただいたJST、德赢vwin官网AC米兰および情報データ科学部の教職員や学生に厚くお礼申し上げます。