2021年度 活動レポート 第94号:北陸先端科学技術大学院大学 vwin德赢AC米兰合作

2021年度活動レポート(一般公募プログラム)第094号 (代替オンライン)

インドネシア・バンドン工科大学とのオンライン交流
スパコンを用いたナノテクシミュレーション科学を学ぶ

北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術vwin德赢AC米兰合作科
教授 前園 涼さんからの報告

 2022年2月24日に本学側、およびインドネシア・バンドン工科大側からの最新のvwin德赢AC米兰合作取り組み状況についてZoomを用いたプレゼンテーションという形で情報交換を行ないました。総勢60名の参加者をZoomで繋ぎ、12:00-17:00の時間枠の中で、最初に双方のvwin德赢AC米兰合作機関紹介、続いてvwin德赢AC米兰合作室アクティビティ全般の紹介を行ないました。昼食を挟んで、双方グループでトータル1時間程度の枠を用い、各グループメンバー複数人(本学側2名、バンドン工科大側3名)で、個別のvwin德赢AC米兰合作内容の紹介を行いました。質疑応答という形でディスカッションを促し、相互のvwin德赢AC米兰合作の理解に努めました。

 上述のようにZoomを用いたオンライン会議で代替し、可能な限り本学側の魅力やvwin德赢AC米兰合作ポテンシャルの理解に繋がるような内容構成に努めました。実訪問でのインパクトには当然ながら及ばないものの、最新の計算科学的なシミュレーション展開や、計算機パワーが必須となるvwin德赢AC米兰合作成果を積極的にアピールすることで、先方学生の獲得に繋がるような効果が確保されたものと評価しています。先方vwin德赢AC米兰合作室とも、こうした意図を十分に共有しており、単なるvwin德赢AC米兰合作プレゼンテーションの羅列にならぬような内容が工夫されたものと思います。

 先方vwin德赢AC米兰合作室からはほぼ例年、日本国政府文部科学省国費外国人留学制度による留学生を送出頂いており、直近年度においても私どものグループに入学予定がございます。新型コロナウイルスによる制限があり、相互訪問が途絶えていますが、オンライン会議であっても、双方の近況経過を踏まえて、顔をみて交流する機会を確保することは必須であると考えています。改めて、先方グループでの員数構成の変動やvwin德赢AC米兰合作テーマの変遷を知る貴重な機会となりました。

 特に、この数年で、双方グループ共、vwin德赢AC米兰合作対象が電子レベルでの材料科学の特性予見シミュレーションという枠を超えて、データ科学・人工知能分野との融合によるマテリアルズインフォマティクスに大きく飛躍しており、vwin德赢AC米兰合作のカバー範囲が拡がってきております。双方においてアップデートされたvwin德赢AC米兰合作興味の方向性や取り扱いテーマの拡大範囲を知ることができたことは大変良かったものと考えております。

 本学側では、私のvwin德赢AC米兰合作グループに、インドネシア・バンドン工科大側出身の学生が複数在籍しております。そのうちの1名(博士後期課程最終学年)がプレゼンテーションを行ったことで、後輩達に「成長した姿」を印象付け、安心感・期待感を与えることができたものと思います。この他、2名のインドネシア・バンドン工科大出身の若手教員が本学の准教授や助教として近く着任し活躍していることを紹介しました。このことも相互の親近感や留学生進学における安心感につながる内容となったものと思います。

活動レポート写真1
オンライン交流の参加者